台所換気設備の設置に関する主な法規

建築基準法による規制

建築基準法では調理室にコンロその他の火を使用する設備もしくは器具を設けた場合、法令で定める技術基準に従って換気設備を設けなければならないと定められています。

建築基準法第28条第3項

必要換気量についての条件

台所などの火を使用する調理室等に設ける換気設備の有効換気量は以下の式より求めるよう定められています。

建築基準法第20条の3第2項
昭和45年 建設省告示第1826号

必要換気量(V)=定数(N)×理論廃ガス量(K)×燃料消費量又は発熱量(Q)

V:必要換気量(m³/h)
N:換気設備により下図を参照して選択します
K:理論廃ガス量(m³/kWh又はm³/kg)
Q:ガス器具の燃料消費量(m³/h又はkg/h)又は発熱量(kW/h)

必要換気量についての条件

理論廃ガス量(K)

燃料の種類1 理論廃ガス量
都市ガス12A 0.93m³/kWh
都市ガス13A
都市ガス5C
都市ガス6B
ブタンエアガス
燃料の種類1 理論廃ガス量
LPガス(プロパン主体) 0.93 m³/kWh
(12.9 m³/kg)
灯油 12.1m³/kg

ガス器具と燃料消費量(参考値)

都市ガス13A
灯油 発熱量
コンロ 1口 4.65kW(4000Kcal/h)
2口 7.32kW(6300Kcal/h)
3口 8.95kW(7700Kcal/h)
プロパンガス
ガス器具 燃料消費量 発熱量
コンロ 1口 0.301kg/h 4.20kW
2口 0.493kg/h 6.88kW
3口 0.577kg/h 8.05kW

※1kcal/h=0.001163kw

参考1:電化厨房機器の換気量について

電化厨房機器を使用する場合の換気量に関する法規定は現在ありませんが、換気が行われなければ、熱や水蒸気または臭気などでキッチンや隣室が汚染されてしまいます。
『建築設備設計・施工上の指導指針』では一般家庭の電化厨房における換気量は300m³/h以上が望ましいとされています。

一般財団法人 日本建築設備・昇降機センター
建築設備設計・施工上の運用指針

参考2:建築基準法の改正について 

建築基準法の一部を改正する法律(平成14年法律第85号)の施行により、平成15年7月1日から、原則としてすべての居室に換気設備の設置が義務づけられました。
居室における最適な換気量を考慮し適切な機種選定を行ってください。